2018-01-01から1年間の記事一覧

2018年上半期ベスト映画

1:ショーン・ベイカー『フロリダ・プロジェクト 真夏の魔法』 最も誠実に子供と女性と男性を描いた作品。人間の生存に関わる「なぜ?」と「私は私である」を巡る根拠の物語であり、鮮烈なラストの後ろ姿に一抹の夢と希望を託したくなる寓話である。2:ス…

フェミニストについて私が知っている二、三の事柄

わかった、わかった、フェミニストという言葉が嫌いなのは。そんなことは承知で書いているのだ。現代におけるフェミニズムは罵倒や脅しの枕詞に近い存在のようにすら感じる。 「あいつはフェミニストだから云々」「あいつはフェミニストのくせに云々」。フェ…